今まで嘘つきはダメだと書きました。
この物語でも
自分を守るためのウソは言わないと書きました。
自分では年齢を重ねて力も知恵もつけてなんとなく嘘を言わなくなった記憶でした。
ヤフー知恵袋の回答してて、そのなんとなくのきっかけを思い出しました。
田舎に引っ込む時になんとなく就職した会社です。
コネというより、田舎独特の人脈でもぐり込んだ会社です。
その会社で人事部採用係をやりました。
当然、面接官もやりました。
20代と若かったのでまだまだ嘘つきだったころです。
そもそも今になって考えると、面接官を出来るような経験は何もなかった。
でも、自分でも面接官の才能がひとつだけあるのに気付いた。
自分が嘘つきなんで、嘘つきを見破るのは大得意でした。
なんとなく矛盾点を指摘して、でも嘘に気が付かないふりして帰すみたいな。
最初は少し楽しかったような気もします。
でも、だんだんイヤな気持ちになります。
数か月前は自分も向こうの立場だったんですよ。
そして嘘ついてる様子があまりにもみっともない。
数か月前は自分がそのみっともない立場で向こう側に座ってたのです。
嘘つきな自分のみっともなさを何度も何度も再確認させられるわけです。
イヤ、それも嘘か。
私ほどの嘘つきは非常に少なかったです。
それで嘘つきのみっともなさとミジメさを知らされたんですよ。
それで嘘つきを止められました。
もちろん直ぐにじゃないです。
だんだん止めれたんです。