原始時代の人間。あるいはライオンや狼なんかの群れ(ファミリー)る動物。
戦争になった時は群れの個体数が多い方が絶対的に有利です。
自分たちの仲間の個体数を増やすには食料が必要です。何よりも食料です。
食料を確保するためには、農耕でも狩猟でも縄張り(土地)が広い方が良い。
必要な土地は食料生産に貢献する土地。山頂や永久凍土じゃ意味がない。
時代がずっと飛びます。
人間の中で金属(青銅器、鉄器)を使う民族が現れます。
木の板(の加工品)で農業をする。金属で農業をする。効率が何倍も違います。
今まで何人もかかって耕作してた作業量をひとりで出来るようになりました。
じゃあ農業をしなくても良くなった人は何をするか?
軍事的には武器を作り、城壁を作り、道を作り、大きな船を作る。
民生品なら、家を作り、家具を作り、道具を作り、自然科学を学ぶ。
農産品の取引は細々でしょうが、それらの工業品は交換も大々的になります。
やがて交易が最大の利益を生むでしょう。
そのころから、軍事的には人数より経済力が高い方が有利になったでしょう。
そして経済力が優先なら、役に立たない土地の所有は経済的にも損です。
島なんかは別の国が管理して避難港や施設を整備してくれた方が良い。
ロシア帝国がアメリカ合衆国に安値でアラスカを売り払いました。
それはたった150年前(1867年)の出来事です。
ほんのつい最近になって、食料ではなく(鉱物)資源が理由で土地の価値が上がった。
次の時代はどうなるか?
結論から言うと、食料から資源で土地の価値が見直される時代の次は?
軍事的利点からの人的資源から、科学の発展のための人的資源の見直しでしょう。
資源 → 資本 → 利益 → 資本の増大 このパターンの経済発展は徐々に衰退でしょう。
科学技術力の発展が何より大切になる。そう確信します。
資本より、人的資源+教育の時代が来ます。
棍棒を持った数百万人の軍団も百人の重火器部隊で制圧できます。
科学技術で数万倍の軍事力に勝てる。
同じように科学力で数万倍の資本力にも勝てる時代が来るハズです。
というか、もう来てるんじゃないでしょうか?
起業家が科学と呼ぶ以前のアイデアひとつで巨大企業を飲み込むほど成長する。
中国について書きます。
他国と衝突して世間(国際世論)の評判を落として小さな島を掠め取ろうとする。
70年以上前に日本がやって失敗したことを、規模を極小でやってます。
そうじゃなくて、教育に金をかけたらどう発展するんだろう?
科学的、経済的、社会的に優れたアイデアを持った人を生み出すと思います。
その確率は日本の11倍、米国の4倍です。もちろん人口比です。
ロシア皇帝はアラスカの資源について知らないで売り払った。
でも、中国共産党政府は気が付かないだけで知っててやってますよ。
スタートレックの通信機が携帯電話として開発途上国でも使われてます。
人間の体内の脂肪を燃料とする個人移動用の有人ドローンとか?(笑)
何かを発明すれば全世界の富が中国に集まり経済力が世界1になるとかです。
習近平さんに教えたいね。