前回に冗談で人工知能で最初に仕事を失うのは棋士?と書きました。
ネットニュースでは、米国ではもう人工知能のために弁護士がクビとか。
浅音翁のイメージでは一流弁護士は法廷で颯爽と弁論をおこなうイメージ。
そういえば大学の卒論は英米裁判法で
ペリー・メイスンについて書きました。
卒論なのに優をもらえなかった苦い思い出です。
英米法では基本として12人の陪審員が評決で有罪無罪を決めます。
大昔は、死刑犯罪の無罪を主張する時は神様の前で毒蛇の壺に手を入れてた。
そんな裁判は金持ちが困ったんでしょうね。
その後の裁判では12人の市民が「被告はそんな人じゃない」と証言すれば無罪となった。
その制度が時代とともに移り変わって陪審員制度になりました。
ここで
E・S・ガードナーの書いた法廷小話です。
まったく身に覚えのない借金で訴えられた男がいます。
相手は12人の証人に「借金してるのを見た」と証言させました。
この絶体絶命の状況で依頼を受けた敏腕法廷弁護士の法廷戦術とは?
13人の証人に「その借金を返してるのを見た」と証言させたのです。
さて、米国では(日本でも?)超一流の敏腕弁護士は法廷には立ちません。
大企業と顧問契約をして裁判にならないように仕事します。
具体的には一部の隙もない契約書を書き上げるとかが仕事です。
有名巨大弁護士事務所では下っ端弁護士がその契約書の下書きを作ります。
その下書き作りの仕事を人工知能が奪ったわけです。
浅音翁が高校生くらいの時には
手に職を付けるという言葉が流行りました。
理容師、家電修理、歯科技工士、二輪整備士,時代の最先端だと思ったけどなあ。
その他、銀行員、百貨店社員、リゾート会社員、そして弁護士も。
まあ、高齢ニートが言うことじゃないけどね。