昨日の
高齢ニートの教える倒産の流儀の続きです。
というか、先に本日書く話があったんですよね。
ヤフー知恵袋の質問から思いついた話です。
あらかじめ書きますが、本来の質問とはまったく関係ありません。
質問から思い出した話です。
ある工場が倒産しました。
取引先もかなりの迷惑を被りました。
従業員の給料も遅れてた感じです。
残ってた機械や道具を給料代わりに引き取って元従業員たちが営業を継続します。
営業を継続すると言っても、もちろん別会社です。
その会社も最初は苦労してましたが経営も軌道に乗りました。
そんな時にこんなことを言い出した人がいたのです。
「あの会社から金を半分ももらえてない」
「儲けてるなら、あの時の金を取り返したい」
気持ちはわからないではないけど。
諭した人がいます。
倒産した時に、従業員が古い機械じゃなく金を欲しいと言ったら。
古い機械だからくず鉄価格にしかなりません。
従業員の給料は先取特権があります。
従業員の給料全額支払われた後に残った金を取引先が分配します。
従業員が古い機械で良いと言ったから半分近く支払われたのです。
そして取引先でも新工場にすぐに行った複数の業者がいます。
「安く仕事は受けないけど、支払いは余裕ができるまで待つよ」
そう言って、いわゆる出世払いで仕事をしたそうです。
経営が順調になった今では独占状態で仕事をもらってます。
その新会社も別の業者に仕事出せば「恩知らず」と世間に知れ渡ります。
困ってる時に助け合うのが大切なんですよ。